半透明のアルバム

言葉と現実の間を脱線したり そんなすきまの住人が友達です

寒波

虫のような顔して
あなたは泣いている
泣くような事があったのか

こわれた雨どいが風に煽られうるさい

あなたはただ泣いている

避暑地の冬は寒い
都会のずる賢い寒さとはちがう
真っ直ぐな本当の寒さだ

古いコーラの看板が雪の上を転がっていく

あなたは泣いている
虫のような顔して
涙が凍る 続きを読む
  1. 2010/02/07 22:05|
  2. 詩の箱
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

今日は岡谷に

今日は岡谷に行きました。


虫のくせして見ている雪景色
  1. 2010/02/05 21:37|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

もう春ですね

もう春ですね
お庭の真っ暗闇に赤いのや黄色い花がたくさん咲きました
だあれも見えないけど

近頃裏木戸から入ってくる魂が多くなってきて
ちょっといやです

昼間太陽のあったあたりの染みを見て
じいじい泣く虫を
日曜あたりにとらないと貧乏臭くって

ご近所ぢゃ残像だかお化けだか
ずいぶん昔の鉄道の音がするって話ですわ

お熱まだあるのかしら
天井のしわしわの光をなめようとしたって
手紙なんて届きません
わをんにゃおん
  1. 2010/02/02 20:42|
  2. 詩の箱
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

裏切り

裏切りは
外面如菩薩
内面如夜叉
たったひとひの南風
春が来たと騙されて
蛙が一匹死にました
  1. 2010/01/28 21:23|
  2. 詩の箱
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

火葬

荼毘に伏された夢をみた
昔風の火葬場で
細い煙が昇っていく
山を越えて昇っていく
ふと思い出の屋根が見えた気がした

パチパチはぜる火を眺め
みんな嬉しそうに笑っている
みんながあんまり笑うから
僕もつられて笑ってみた
どう と薪が崩れ落ち
火の粉がへらへら舞い上がる
さむいさむい曇り空
灰色の煙が昇っていく

生きた証はなにもなく
死んで悲しみもなにもなく
少しばかりの骨残し
荼毘に伏された夢をみた
  1. 2010/01/13 21:42|
  2. 詩の箱
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2