2017.04.13(Thu):思いつくままに
雨が屋根に桜が雨を散らすのか今日は静かに思える爪だけが伸びて行くのを見続けて月日は過ぎた解放されぬままの疲労が沈殿してゆく壺の底のほうは茶褐色の汁となり日々さらに逃げ場を失う絶望ではない望みを失っていたなら傘をさして雨空を見ただろう悲しいだけなのだ悲しみの理由は知らない理由は言葉になる前に疲労となって沈殿してゆく悲しみをため込んだ壺は腐敗しきった悲しみを残し主を失う日が来る汚れた壺は大雨の日に川に捨てられる





2017.03.23(Thu):思いつくままに
もはや緑色に魂は宿らず
血を吐くにも場所もなく

生まれた時代を恨むな

微笑んで世を去ることもできず

爪を剥がされる痛みを知る者たちよ
俺の牙は削られた

命を捨てる大義すら貶められて

老いてしまった

申し訳ございませんと
言うも虚しく

廃線を歩いております

2017.01.25(Wed):思いつくままに
弾むために必要なのは単に心どこにあるのか誰もわからないくせにあれやこれや議論だけは喧しい心それだけが弾む道具なのだよ卵屋は笑いながら答える鏡を見ているだけの俺は卵屋が笑ったと思っているが俺はここ数年笑っていないそれでは誰が笑っているんだ卵屋は鏡の中の俺であり瞳に映るのは俺しかいない独り言もういいのだ重い体を引きづってでも外に出て笑えるようにしなければ旅は始まらない思考は役に立ったことのない邪魔な双子の兄弟だ軽く弾むためには思考はしばらく黙らせて歩き始めるのがいいのだろうバイクとか乗り物は思考が伴う歩こうそうだ歩こう
2016.12.18(Sun):思いつくままに

なんだお前ひとの目をのぞき込みながら自分が怯えてるなんてはははははははところでうちの裏の発条屋は死んだよ死んだということは役には立たないってことだがそもそもお前の設定がおかしいんだ軽く弾むのに発条屋を探そうとした原点に問題があるそいうおびえたお前の目が語っていいるわいすべての怯えや不安は実は真実を感知できる能力のある者に許された特権であり正解というものは無数の選択肢の中のただ一つを外してしまうと怯えが襲ってくるうまい仕組みだなははははははははは

2016.12.10(Sat):思いつくままに
とりあえずという取りもあえずのような時間の対話において卵屋に部屋の中に入ってもらったという卵屋の意思の介在しない動作は引き続き椅子に座らされ眼の中の地図を写し取るという何の深い魂のやり取りもない見つめあいを午前の柔らかな光は包み込んだ